babymetalを受容する(/しない)世界

アイドル(偶像)を求めるココロを通して妄想でbabymetalを考える

babymetal paints it black & red

見渡す限りの黒と赤の波の中を

キツネサインが突き上げられる。

巨大な、モッシュッシュピット。

 

そして、su-metalの声は、

リキミも無く、ピッチも

確かで、危なげない。

 

自分たちを知らない客を

最後には熱狂させること、

がフェスの醍醐味だ、と

インタヴューでは答える

su-metal。

いまや、その醍醐味を

(日本国内では)味わうことは

ないのであろうか。

 

最早、国内のレジスタンは、

完了したかのようである。

 

しかし、もしそうであるなら、

危険なことであろう。

 

抵抗勢力の存在を、滋養、と

してきたbabymetalにとって、

統一、は回避されねば

ならないであろう。

 

ソト、に向かっていたチカラが、

行き場を失えば、ウチ、に

向かうであろう。

洗練、されていくのが、

普通の行き方であろうが、

「洗練されたbabymetal」と云う、

オトナ、な感じは、ふわふわと

した(悪)夢のような印象を

与える。

 

海外のフェスでは未だ

スリリングな瞬間はあるで

あろう。

しかし、babtmetalを取り巻く

現状は、行き着く先を

(既に)指し示しているのでは

ないであろうか。

 

そう考えると、windmill fieldを

埋め尽くしたメイト達は、

本当の「神事」に立ち会った

のかも知れない。

 

そう云えば、

オーディエンスのレスポンスを

聴くために、moametalが

イアモニを外す場面が

見られた。

まるで、

chick coreaみたい

(貫禄あり過ぎ)だ。