babymetalを受容する(/しない)世界

アイドル(偶像)を求めるココロを通して妄想でbabymetalを考える

what are you doing rest of your life?❷

(プロジェクトとしての)babymetalに関わる者は皆、

メタル・レジスタンス、の為に働いてはいるが、

(一人を除いて)メタルにその身を捧げている者はいないであろう。

 

3人の少女も神バンドのメンバーも

レジスタンスが(成功/失敗しても)終われば、

報酬を手にして去っていくであろう。

 

 

やりたい事、の無い人生は不毛なのだろうか。

真剣な仕事の裏付けには、その仕事が「好き」と云う

「感情」が必要なのだろうか。

 

kobametalは、その鋼鉄の意志とは裏腹に、

力んで(声高に)戦略をブチ上げることはない。

イキアタリバッタリ、だ、と云うばかり

(babymetalの存続さえ不確か)だ。

 

その昔Charは、

うまくいく恋なんて恋じゃない、と歌った。

恋愛、は、非日常(ハレ)、であることで

その存在意義を維持している。

 

babymetalと云う恋人は

気まぐれだ。

連絡は一方通行で、いつ別れ話を切り出されるか分からない。

が、楽しい(が、苦しい)恋愛としては充分条件を満たしている。

 

我我はやりたい事も見つけられずに

うんざりしながら日常をやり過ごしている。

kobametalは(妥協しながらも)メタル・レジスタンスの道を

突き進む。

我我メイトはbabymetalのメタル・レジスタンスを共に戦っているのではない。

我我はkobametalに無念を晴らす行為を代行させているに過ぎない。

 

babymetalを失うことの恐怖はそのまま、

自分自身の背負うべき、現実、を直視する恐怖になる。

 

生きていることに、意味、を見出そうとする限り、

アイドル(偶像)を求めるココロはヒトの本質で

あり続けるであろう。

 

自分でアイドルを作って転がすのも、

他人が作ったアイドルに乗って転がるのも

心根は同じであろう。

 

rock'n'roll.