a natural-born..?
菊地最愛の愛され方は、
彼女がきちんと「女」性を打ち出した結果
によるものではないだろうか。
水野由結と比べてみると(さらに)顕著だが、
「赤ちゃん」感が薄い。
「もあちゃんまじもあちゃん(あかちゃん)」は
成立し難い。
水野由結が(具体的に)可憐Girl'sに憧れたのに対し、
菊地最愛はアイドル志向ではあるが、(より)明確な
対象は無かったようだ。
babymetalの現在は、中元すず香にとっては、
(本人の動機がどうあれ)自分のためのプロジェクトであるし、
水野由結にとっては、憧れのグループのメンバーと一緒に
活動できる。
独り菊地最愛のみがbabymetalに思い入れが無いのである。
しかし今、babymetalを一番楽しんでいるのは、
菊地最愛であろう。
アイドル(偶像)が空虚なのは、実物(本物)ではないからであって、
コントロールされている、と云う、誹り、が絶えずあびせられる
所以である。
菊地最愛がbabymetalで活動できるのは、アイドルの本質を
(無意識的にせよ)理解しているからで、
(文字通り)衣装が変わるだけで、さくら学院もbabymetalも、
自分のやりたいことの中身は同じだと知っているからに違い無い。
一日休みがあったら何をするか?と云う問いに、
充分な睡眠と女友達とのデイト、だと答えている。
「女友達」である。流石、菊地最愛。